令和6年3月1日時点の情報です。
職員の人材育成は、OJT(職場研修)、Off-JT(職場外研修)、自己啓発支援を中心に行っていますが、本市では、豊富な研修と自己啓発支援により、職員の能力の成長を全面的に支援しています。
採用年次や係長級、課長級等の各職位に応じて、階層別研修を行い、市職員として共通して求められる基礎的な知識の習得や能力の開発を行っています。
様々な業務に関する初任者研修や計画力・リーダーシップ・説明力等、一般職員向けのものから、交渉力・クレーム組織対応力等管理監督者向けのものまで、職員ごとに自らの強み・弱みや職位に応じた能力の強化を図ることができるよう、内容の充実を図っています。
中央省庁(総務省、厚生労働省ほか)や他都市、民間企業及び教育機関等に、研修として派遣しています。
職員の主体的な学習への取組を支援するため、資格取得の助成(一級建築士等)や自主研究グループへの助成、資格試験Web講座の提供、e-ラーニングによるビジネススキル学習コンテンツの提供等を行っています。
「人材育成基本方針」を定め、各部署が職員を組織的・計画的に育成する際の方向性を示し、質の高い行政サービスを提供できる人材の育成に向けて取り組んでいます。
職員に必要な能力の育成を図るため、おおむね 「在課3年」を目安に、計画的なジョブローテーションにより、配置・異動を行っています。 育成期の間は、 本庁部門と区役所等の出先機関の両方で経験を積んでいただきます。
本市では、「自己申告制度」として、 来年度の異動希望や挑戦したい分野等、 キャリアプランを人事部門まで伝えることができる制度があり、毎年、「新年度面接」や「自己申告面接」を行い、自身のキャリア形成について職場の上司と話し合う機会を設けています。また、育成期には、人事部門と職員が直接話し合う 「人事課キャリア面談」を実施し、今後のキャリアや働きたい分野等について、 助言等を行っています。さらに、局内交流会等、幹部職員や先輩との交流機会を通じて、キャリア形成を支援しています。
入職から1年間、 職場の先輩職員が助言、支援を行う「ブラザー・シスター制度」を導入し、新規採用職員のスムーズな職場適応や不安解消を支援しています。
先輩職員 (メンター)との対話や助言を通じて、キャリア形成上の課題解決や、仕事と家庭との両立を支援する「メンター制度」を導入しています。
本庁や区役所等で様々な業務に従事し、市職員に必要な基本的な能力を養います。
●育成期の経験に基づき、様々な分野で活躍し、更なる能力開発を行う時期。
●自らの適性を見極め、各職場でのリーダー的役割を担う時期。
【ジェネラリスト】今まで培った幅広い知識と能力を仕事の成果として発揮する時期。
【スペシャリスト】特定分野での豊富な実務経験と知識を仕事の成果として発揮する時期。
給与計算から市民スポーツ賞事業まで、7つの部署で多岐にわたる業務を担当。配属先が変わっても、計画を立て遂行する、周囲への相談を早めに行う等、仕事の基礎が身に付いていれば対応できます。また過去の仕事で得た知識や経験が別の職場で役立つこともあります。
育児中で昇任をためらう気持ちがありましたが、上司との面談がきっかけで、これまで意識していなかった将来像をイメージするようになり、キャリアアップと育児を両立できることに気づきました。管理職は全員イクボス宣言をしていて、休暇取得等について理解があり、子育て中の職員の活躍を応援してくれます。仕事面だけでなく、家庭や職員一人ひとりのキャリアにもしっかりと向き合ってくれる上司が多いため、とても恵まれているなと感じます。
キャリアアップをめざす女性といえば、ひと昔前なら何かのスキルに秀でたイメージがあると思います。実際は、ごく普通に子育てと仕事を両立させている方も多く、自然体で働きながらキャリアアップをめざせます。北九州市役所は人材を育て、その活躍を後押ししてきた実績も豊富です。女性にとって仕事を続けやすいだけでなく、より充実したキャリアをめざせると思います。
北九州市役所の昇任制度の特色として、主査級及び係長級への昇任には試験制度が設けられています。これにより、年齢や学歴、性別にかかわりなく、昇任意欲があり、能力や勤務実績の高い職員が昇任できます。